2025年8月および9月に、学生が設計・制作した木造構造物「シェルター」を対象として、3Dスキャンを実施しました。
本学芸術文化学部で毎年開講されている授業「空間デザインA」では、学生が木材を用いて小さな「シェルター」を制作しています。授業では、外観デザインや用途を検討するためのスタディ模型の制作、図面の作成、木材同士の接合方法の検討などに取り組みます。その後、学生自ら木材の加工や組み立てを行い、最終的に一棟のシェルターを完成させます。
富山大学高岡キャンパスの敷地内には、これまでに学生が制作した多くのシェルターが設置されてきました。しかし、雨風や積雪などによる経年劣化の影響で、多くのシェルターは設置から数年後に撤去されています。
そこで技藝院では、3Dスキャナを用いて、これらのシェルターの形状を記録する取り組みを行っています(下記の関連リンクから、計測した3Dスキャンデータをご覧いただくことができます)。
本活動は、技藝院が有するデジタル技術と専門的知見を教育現場に還元する取り組みの一例でもあります。今後は、計測したデータを将来の学生が設計・制作の参考資料として活用できるよう、体系的な記録の構築も目指していきます。




学生が制作した木造構造物「シェルター」の実物写真および3Dスキャンデータ
【関連リンク】
・学生の設計作品「シェルター」の3Dスキャンデータ:https://sketchfab.com/3d-models/2023-shelter-1-7a12fb2ae086478e91c329fdbb4e8c49