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デジタルミュージアム

2024.8.1

「おわら風の盆」のデジタルアーカイブ


技藝院デジタルミュージアム部門では、伝統舞踊や職人の身体動作など、モノとして残らない文化財のアーカイブにも取り組んでいます。そうした活動の一環として、2024年7月、富山県の伝統舞踊である「おわら風の盆」を対象としたデジタルアーカイブの試みを行いました。

「おわら風の盆」は、富山市八尾町で毎年9月に行われる、約300年の歴史をもつ伝統行事です。揃いの浴衣や法被を身にまとい、編笠の間から少し顔を覗かせた踊り手による優雅で繊細な踊りは、各地域で代々受け継がれてきました。

本取り組みでは、越中八尾おわら保存会に依頼し、同会の協力のもと、演者の舞踊動作をデジタルデータとして記録しました。さらに、そのデータを基に、学生が3DCGアニメーションの制作に取り組みました。

こうした舞踊をはじめとした地域の伝統芸能においては、担い手・継承者の減少が課題となっています。そうした状況の中で、デジタルテクノロジーによる記録・保存は、舞踊の動きや身体感覚を可視化し、将来的な継承へつなげるための基盤となる可能性を有していると考えられます。

また、本取り組みは、芸術文化学部のプロジェクト授業「デジタル身体表現」の一環としても実施されたものです。参加した学生にとっても、地域固有の文化的背景をもつ身体表現を読み解き、それをデジタル表現として再構築する実践的な学びの機会となりました。

「おわら風の盆」演者の舞踊動作を3Dスキャンしている様子

3Dスキャンデータをもとに作成した3DCGアニメーション

【参考】
・越中八尾おわら風の盆HP:https://owara-gyoujiunei.com/about/index.html

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