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2026.1.19

【レポート】研究成果展2026 内覧会を開催


技藝院のこれまでの研究・活動成果展である「芸術を支えるデジタルの技 富山大学芸術文化学部附属 技藝院 [文化財保存・新造形技術研究センター] 研究成果展 2026」が、2026年1月10日(土)に開幕しました(写真1)。
展覧会開催に先立ち、1月9日(金)には、報道機関各社や学内外の関係者の皆様をお招きした内覧会が行われました。当日は、技藝院の各構成員による展示(研究・活動)解説を行ったほか、技藝院とギャラリー1045との連携協定について締結しました。

冒頭のオープニングセレモニーでは、内田和美 技藝院センター長より、「今まで技藝院の活動を、皆さんに開いた形でなかなか紹介できなかったが、今回このような形でご紹介できることを大変嬉しく感じている。(ギャラリー1045との連携協定に伴い)技藝院の活動を一般の方々に見ていただくチャンスが、今後より一層広がっていくだろうと感じている」と、本展開催にあたっての思いが語られました(写真2)。

また、沖和宏 芸術文化学部長からは、「人の思想であったり、信条であったり、美意識であったり、文化に対する構えであったり。それらがあってこその”技の伝承”である、ということを次の世代に繋げていく、”文化の継承のための技藝院”であると信じ、期待している。」とのお話がありました。
その上で、「一方向の成果展示に終わることなく、(中略)技藝院と地域社会および学外の多様な機関・業界・現場等との新たな繋がりや展開が生まれるきっかけになること」、さらに、「今回の展示や技藝院の取り組みが一つの手がかりとなって、学生が”ものを作る”、”伝統を繋いでいく”という時に何らかの影響が心に芽生える」ことなど、今後ますます社会的・教育的な波紋が広がっていくことへの期待が言及されました。

なお、本展では、昨年、国の重要無形文化財保持者(「人間国宝」)に認定された、林曉 名誉教授(前・技藝院センター長)の漆芸作品の展示も行っております。
同作品の解説に添えて、林名誉教授からは、「今、”伝統”と呼ばれているものは”100年前の革新”であり、今、”革新”と言われているものは多分、”100年後の伝統”になる。大学がそういったことを発信する場所になっていて、本当に嬉しく感じている」との言葉があり、技藝院の意義について改めて思いを馳せる機会となりました(写真3)。

最後に、内覧会を終え、齋藤滋 富山大学長より、「常にアート・芸術が変化しているのだと感じた。それが若い世代に伝わることで技術の継承にもなるし、新しい発見になり、新たな技術の開発にも繋がると思うので、ぜひ頑張っていただきたい」と、今後の技藝院の活動に対する激励の言葉をいただきました。

本展は、2026年2月17日(火)まで開催中です(※水・木曜日は休廊)。
会場では、技藝院のこれまでの研究・活動成果をまとめたパネル等のほか、デジタル技術・機器を用いて制作された作品もご覧いただけます(写真5)。
ぜひ、多くの皆様に足をお運びいただき、技藝院の活動にふれていただく機会となれば幸いです。
ご来場を心よりお待ちしております。

写真1 展覧会会場の様子

写真2 内田和美 技藝院センター長による開会あいさつ

写真3 作品解説を行う林曉 名誉教授(前・技藝院センター長)

写真4 バーチャル空間での展示鑑賞体験を行う斎藤滋 富山大学長

写真5 芸術文化学部教員および学生によるデジタル機器を用いた作品展示(一部)

北日本新聞掲載記事 (2026年1月10日掲載)

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