東京舞台芸術祭2025にて、技藝院構成員の小南菜子助教が参画した、ツアーパフォーマンス『MIKOSHI RIDER – MAKE FRIENDS -』が実施されました(資料1)。
本作品において用いられた小型神輿(写真1、2)は、同氏がプロダクトデザインを手がけ、技藝院の設備である3Dプリンターを活用して制作されたものです。
同作品のようなツアーパフォーマンスにおける什器制作では、さまざまな環境へ持ち運ぶことを前提とした設計が求められます。
こうした設計条件の中でも、部品制作に3Dプリンターを活用することで、短いスパンで修正を重ねながら制作と発表を進めることが可能となります。また、ツアー中に什器が破損した場合にも、柔軟に対応できる体制を整えることができます。
さらに、属人的でない制作体制を構築しやすいことから、長期的・継続的なプロジェクト展開を可能とする基盤づくりに寄与するなど、様々な可能性を有しています。
≪作品紹介≫(「東京舞台芸術祭2025」HP より引用)
『MIKOSHI RIDER – MAKE FRIENDS –』は、小型神輿を載せた自転車とともに街々を走り抜け、祭りのような賑わいをつくり出すパフォーマンス型サイクリングイベントです。
参加者は、Discordに形成したコミュニティ内で互いの声や風景を共有しながら、都市のあちこちに小さな「奉納」と「発見」を積み重ねていきます。その連なりが偶然の出会いや予期せぬ光景を呼び込み、現実とデジタルの境界を揺らしながら、効率化された都市に「無目的な回遊」という祝祭のうねりを生み出します。
『MIKOSHI RIDER – MAKE FRIENDS –』
企画・演出・システム設計:志村翔太
神輿制作・プロダクトデザイン:小南菜子

資料1 『MIKOSHI RIDER – MAKE FRIENDS -』フライヤー

写真1 制作した小型神輿型の什器

写真2 小型神輿を自転車に載せ、パフォーマンスが行われた

写真3 ツアーの様子
【参照】
東京舞台芸術祭2025HP:https://program.tokyofestival.jp/ocp/program/394